かなり前からテストしてブログも書いてたのですが、なんだかんだ売切れたり入荷が遅れたりと、、
少しだけ再入荷したので、やっとブログアップします。
ホントはこの素晴らしさを動画でも紹介したかったのですが、これをテストしてたのはゴープロ買う前。
また機会(猛烈に荒れた天候とか)があれば動画撮ってきます。
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さて本題。
完全防水のソフトシェル OMM カムレイカシリーズが一新。
テストは雨の日じゃないと意味が無い!ということで雨の日選んでテストしてきました。
パンツも同時発売ですが、何せ福岡の低山(この日はまだ暑い、この日はまだ9月)
パンツのテストは寒くてもう少し標高高いところでやります。
いつも黒系とかブルー系ばかり買ってしまうので今回は永松っぽくない鮮やかなグリーンをチョイス。
フィット感はインナーTシャツのみ、173cm64kgでジャスト。
まず着た瞬間から感じ取れるのはしなやかな着心地。
驚異のストレッチ性能は格段に向上し、着た瞬間から抜群の着心地を実感できる。
カムレイカシリーズの大きな魅力は4方向へのストレッチ性ですが、新素材は更に伸縮性を向上させストレッチ方向をより細かく配置。
そのことでフードを被っても突っ張らずストレスを感じない。
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テスト場所は宗像四ッ塚ピストン、スタート時気温18度の強雨
自宅(赤間)~城山スタート~湯川山折り返し~石峠より下山~ロード~自宅。
このブログを書いてたときの福岡の低山では暑すぎてムレムレで、正直まだブログにはアップ出来ないだろなーと思いつつのスタートであった。
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縦走路に出てからは冷たい風と弱雨。
時々強雨、気温上がらず17℃前後。
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虫いない、クモの巣なし、心地よい少し冷たい雨風、何か今までで一番気持ち良く走れた(9月の低山で)。
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ただいま。
自宅まで6時間以上行動(遅いw)。
嘘、大げさ、紛らわしい、そんなレポートはしない。
よく「快適」という言葉が使われるが、快適なわけないだろ!って思う時もある。
だって山で激しく動いて、大量の汗かいてグチョグチョになれば多少なりとも不快さはあって当然。まだ福岡の低山の20℃以上で防水ジャケット着たまま6時間以上走って「快適」なわけないと思ってた。表現としては「不快さが軽減」くらいなのかなとか思いながら・・
で正直な感想。
やっぱりストレッチ性と柔らかさは最高。
防水ジャケットとは思えないしなやかさ、シャカシャカならずにストレスなし。
あとこの気温でビックリするほど蒸れてない、恐るべし37.5テクノロジー!
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気になったポイントは撥水性。
そんなに圧のかからない胴部分はなんとか大丈夫。
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肩の部分は水分がしみてる。
もちろんメンブレンがあるので中にはしみない。
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腕部分はややしみが目立つ(振りのため)
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背中には大量の汗をかいているはずなのにバックパック背負ってた部分が全く濡れてない。
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サムホールのベルクロのくっつきがやや弱い。
ティートンのスクランブリングショーツ、ドライアクションが殆ど濡れてないという驚き。
この撥水性について気になったのでメーカーさんを通じて本国にも聞いてもらった。
皆さんに嘘つけないし。
下記がメーカーの回答です。
まず透湿という一般的なイメージは、ジャケット内の汗、熱気(熱気=蒸気ではありません)を外側の空気上に放出するというイメージありますがこれがじつは大きな間違いで、透湿の本来のプロセスは、ジャケット内の水分を外側に出すというのが正解です。つまり外側がドライであろうと、そうで無かろうと、このカムレイカの透湿性に一は切の関係はありません。
驚きなのですが、むしろ外側が濡れていたほうが、その水分に引き寄せられるように内側の汗、蒸気などの水分の吸引力が生まれ透湿性が上がるとのがこのカムレイカの“37.5テクノロジー”ということ。eVentやネオシェルのドライな感じは、通気性の問題、というわけです。
わかりやすく言うと汗を空気中に放出するのではなく、ジャケットの外側の生地に移動させた後、素早く蒸発させるということかな。
多少水分が表面にしみてきたとしても全く問題ないということです。
それを聞いて納得したのが、スタートして間もなく上の写真のように雨がしみてきたのだが、6時間後でもほとんど状況が変わってないということ。
どういう事かというと、行動中に雨に降られながらも風に吹かれることでどんどん乾いていってるということ。後で洗濯してビックリするようなスピードで乾いた。
*ただしこれは37.5テクノロジーの話しであって、ゴアテックスなどの防水素材はこれにあたりませんのでご注意を。しっかりと撥水処理などのお手入れをしてください、もちろんこのカムレイカもです。
しかしこのグリーンをチョイスして良かった!
ブラックだったらこの染み問題に気付かなかったかもしんないw
ここから37.5テクノロジーのお話し。
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帰宅直後の濡れたジャケット
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これを広げ
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一番汗をかいている背中の部分にティッシュを押し当てる
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内部がまったく濡れてない!
*少し濡れてますが、これは僕の手が濡れてただけです。
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脇下部分も。
サラッサラ、これホント!
もう一つポイントはベースレイヤーにアークテリクスのPhasic™SLを着てたこともある。
アークのPhasic素材はホントに素晴らしい、乾燥スピードがケタ違い。
アウターだけ素晴らしくても意味が無いですよ。
『37.5テクノロジーとは』
常に体温を一定に保つよう作用する新素材。
37.5テクノロジーは繊維に埋め込まれた“活性粒子”が水蒸気を引き寄せ、外部への移動を促し、身体から出る赤外線のエネルギーで蒸発を促進させることで、ウェア内の温度と湿度を一定に保つように作用します。
人間が最高のパフォーマンスを発揮できると言われる37.5℃という深部体温を保ち、低体温症のリスクと向き合うOMMレースによって開発された、まさに必要な機能をもった新しい素材、これが“37.5テクノロジー”です。
補足。
短パンの上など、肌に直接このような2.5レイヤーの物を着用するともちろん張り付き感はあります。今回のように半袖の上からだと肌に直接触れている部分は多少張り付きます。それはどのブランドでも同じです。
しっかりとした機能的ベースレイヤーがあってこそその威力を発揮します。
暑いからといって短パンの上からレインウェア着るよりも、逆にタイツ等を履いた方が不快感は軽減されるはずですよ。
最後に37.5テクノロシーの動画を見てお別れです。
それでは在庫は少量ですが詳細はこちらです → ■